SIHH2013 CARTIER New Model | 2013年 カルティエ新作 ロトンド ドゥ カルティエ ミステリアス アワーズ01

　 宙に浮いた二本の針が、静かに回転しながら時を表示する。そんな神秘的な光景を実現したのが「ロトンド ドゥ カルティエ ミステリアス アワーズ（Rotonde de Cartier Mysterious Hours）」。それはまさに1912年に誕生したカルティエのミステリー・クロックを、そのまま腕時計に引き写した奇跡的なタイムピースである。

　 この新作によってカルティエは、ムーブメント直径の58パーセントをサファイア クリスタルの円板とし、視認性と神秘性の両面で限界を超えることに成功。

　 ムーブメントは極めて特殊な構造をしており、ゼンマイや輪列機構、調速機構はサファイア部分を除いた三日月形の空間にすべて収められている。これにサファイア クリスタルで構成された独立した表示モジュールを組み合わせることで、驚きの表示が実現した。

　 このようなサファイア クリスタルを使った構造は、従来の表示システムに比べ強度が低いと思われがち。しかしカルティエ技術陣はこの定説を覆すべく、徹底した強化を行い、その結果、500以上の連続した衝撃などへの耐久性を試す認可試験に見事、合格。さらに1mの高さから板張りの床への落とす過酷な試験をもクリアした。

　 実用面においても完璧な仕上がりを見せる「ロトンド ドゥ カルティエ ミステリアス アワーズ」。その神秘的なたたずまいはカルティエの圧倒的な技術力によって支えられている。

＞見飽きることのない神秘性