2014年のバーゼルでは、セイコー(SEIKO)が腕時計の製造を開始して百周年を祝ったが、2014年は101年目という新たなる第一歩を記すにあたって、さらなる進化をテーマに、伝統と先進性を極めた高機能な新作が顔をそろえた。
先端モデルの目玉となるのは、GPSソーラー・ウォッチの「セイコー アストロン(SEIKO ASTRON)」の第二世代コレクション。
2012年に発表された第一世代コレクションから、さらなる省電力化と省スペース化をはかって、ダウンサイジングに成功。同時にクロノグラフ機能を付加し、先進性の高さをアピールした。
この第二世代コレクションは、当面、第一世代と共存し併売されていくという。
またセイコーの旗艦コレクション「グランドセイコー(GRAND SEIKO)」は、1964年に登場した二代目GSの「GSセルフデーター」をベースとする復刻モデルと現代モデルのふたつのラインを発表。伝統の意匠にクオーツを搭載する復刻モデルと、現代的な解釈を加えたケースにスプリングドライブ・ムーブメントを合体させた現代モデルによって、セイコーの全方位的な開発力をアピールした。
さらに36000振動/時の高振動ムーブメントを搭載する「グランドセイコー メカニカルハイビート36000 GMT(GRAND SEIKO Mechanical High Beat 36000 GMT)」では、SSケースのベーシックなモデルや深緑文字板の限定モデル、さらに18Kピンクゴールド・ケースが与えられた、より高精度に調整された“GSスペシャル規格”のモデルなども登場。これがまさに世界的なマニュファクチュールであるセイコーの実力なのである。