ショパール(CHOPARD)の紳士用機械式時計を構成する主なコレクションは、クラシックカー・レースとの密接なパートナーシップから誕生したレーシングモデル、現共同社長カール-フレドリッヒ・ショイフレ氏の陣頭指揮により1996年に第一号機が発表され、現在ではショパールのフラッグシップとなった自社開発製造ムーブメント「L.U.C」搭載コレクション、そしてパルミジャーニ・フルリエ社等と共同発案し、今年発足10周年を迎える独自の精度検定基準「カリテ フルリエ」モデルが挙げられる。
2014年のバーゼルワールドは、これら主要コレクションすべてに充実した新作がラインナップされ、紳士用機械式時計のリーディング・ブランドとしての総合力を見せつけた展示会であった。
まずレーシングモデルでは大幅なリデザイン、コレクションの再構築を行った「グランプリ モナコ ヒストリック(Grand Prix de Monaco Historique)」が話題となった。これはショパールが2002年よりスポンサーならびにオフィシャル・タイムキーパーを務めている「グランプリ モナコ ヒストリック」レースを顕彰するもので、自動巻き、パワーリザーブ、クロノグラフの3モデルが揃う。
またL.U.Cからはショイフレ家がショパールの所有権を得た年にちなんだ「L.U.C 1963」が登場。その古典懐中時計の風味を凝縮させた外観とムーブメントは、通を唸らせるほどの高い完成度を誇る。
さらに2014年は、ショパール等フルリエの地に深いかかわりあいを持つ時計ブランドによって発案・構築された独自の時計精度検定基準「カリテ フルリエ」発足から数えて10年目を迎える記念の年。これを祝福する「L.U.C カリテ フルリエ(L.U.C Qualité Fleurier)」は、これまで限定版のみの展開だった18Kローズゴールド・ケースをレギュラー化。ダイアル上に併せて配される「QUALITE FLEURIE」の文字とロゴがスペシャル記念モデルにふさわしい特別感を演出している。